鈴木 凛 さん 宗次德二特待奨学生第10期生

この度は、宗次德二特待奨学生に採用していただき、誠にありがとうございます。このような素晴らしい奨学生に選ばれたことをとても誇りに思います。

私は、東京藝大ジュニア・アカデミー、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、東京藝術大学に進学しました。上野という、都会でありながら自然にあふれ、いつでも身近なところで芸術に触れられる環境での学生生活は、毎日がとても刺激的です。音楽を勉強する上では、作曲家の生きた時代的な背景はもちろん、世界史や他の芸術、文学等との関係性を学ぶことも重要だと思っております。そのため、大学では、音楽だけではなく、こうした様々な教養や知識との結び付きなども研究して深めていきたいです。

この先、世界的に活躍していけるような音楽家になるため、常に理想を高く持ち、音楽へのひたむきな精神、仲間との切磋琢磨、自分の音楽への謙虚さを忘れず、精進して参ります。常に自分がどんな音楽を奏でたいのか、どんな音色を出したいのか、そしてそれらに決して満足をすることなく、ずっと先の自分の音楽を探し、追い求めていきます。

改めまして、今回私を宗次德二特待奨学生に選出いただきましたこと、心より感謝申し上げます。
宗次德二様をはじめ、支えてくださっている皆さまへの御恩を忘れることなく、奨学生の自覚をもって一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。

 

音楽学部 器楽科(ピアノ)
鈴木 凛