牟田口遥香さん 宗次德二特待奨学生第5期生

この度は宗次德二特待奨学生に採用いただき有難うございます。
多大なご支援を賜ります宗次様には心から感謝致しております。また、この制度を支えてくださっている大学の先生方始め、関係者の皆様にも御礼申し上げます。

ご支援いただくことが決まり、精神的にも余裕ができ肩の荷が少し降りました。藝大附属高校を卒業し、学生でいられる時間もあと4年になりこれから先どうなるのだろう、と不安だった私の目の前にたくさんの可能性が広がりました。

今後は海外でのセミナー受講や国際コンクールへの挑戦を具体的に考え、留学も視野に入れていこうと考えております。クラシック音楽の本場で学び文化を吸収し、何より一流の演奏に数多く触れたいと思う気持ちが日に日に増しています。まずは今出来ることに取り組み、貪欲に学んでいきたいと思っております。

今はまだ、自分のために楽器を弾くことで精一杯ですが、演奏家として音楽を通してどのように社会と関わっていくのかを常に考え、いつか人のためになる音楽が出来るようになれば、と思います。

このように集中して音楽の勉強に取り組めるのも一重に宗次様のお心遣いと、素晴らしい先生方、そして同じ目標に向かって頑張る同期の仲間達がいるからです。

特待生としての誇りと責任を忘れず、日々の積み重ねを信じて一層の努力を重ねて参ります。

 

音楽学部 器楽科(チェロ) 1年
牟田口遥香