村上智則さん 宗次德二特待奨学生第5期生

この度は、宗次德二特待奨学生に採用していただきましてありがとうございます。大変光栄に思うと同時にとても身の引き締まる思いです。

私は、音楽をもっと専門的に勉強し、自分の演奏をもっと磨きたいと渇望しておりました。藝大に進学し、やっとそのような環境に身を置くことができるのだと練習にも熱が入っていた矢先、私の背中を強く押して下さるこのようなお話をいただき、とても心強くなりました。宗次様という、ご支援下さる方がいらっしゃるということが、大変励みになっております。

私は普通科高校から進学して参りました。高校時代とは違い、音楽中心の学生生活は、新たな気付きや刺激がたくさんあり、大変勉強になっております。また、大学だけではなく、大学周辺にある博物館や美術館などからも多くのものを得ることができ、充実した日々を送っております。

演奏には、人となりが表れます。そして自分が知らないことは表現することができません。だから私は生涯に渡って学び続け、自分を磨き続ける人間でありたいと思っております。これからも音楽を真摯に学び、将来音楽の感動を聴いて下さる方々と共有できるようなピアニストになりたいと思っております。

最後になりましたが、宗次德二様をはじめ、宗次德二特待奨学生制度に携わられている皆様、そして、ご指導下さっている先生方に、心から感謝申し上げます。今後も研鑽を積み、精進して参ります。

 

音楽学部 器楽科(ピアノ) 1年
村上智則